このページをプリントする
万有製薬、経口2型糖尿病治療薬「ジャヌビア錠」の製造販売承認を取得
万有製薬、経口2型糖尿病治療薬「ジャヌビア(R)錠」の製造承認を取得
―国内初のDPP−4阻害薬−
(R:Registered Trademark of Merck&Co.,Inc.,Whitehouse Station,N.J.,U.S.A.)
万有製薬株式会社(本社:東京、社長:マーク・ティムニー)は本日、2型糖尿病治療薬「ジャヌビア(R)錠」(一般名:シタグリプチンリン酸塩水和物)の製造販売承認を取得しました。ジャヌビア(R)は、日本で初めての選択的DPP−4(ジペプチジルペプチダーゼ−4)阻害薬で、国内では10年ぶりの新しい作用機序を持つ経口2型糖尿病治療薬となります。なお、本剤は2004年11月に締結されたMerck&Co.,Inc.,Whitehouse Station,N.J.,U.S.A.と小野薬品工業株式会社(本社:大阪、社長:相良 暁、以下「小野薬品」)とのライセンス契約に基づき、当社と小野薬品が国内共同開発したものです。
ジャヌビア(R)はインクレチンを分解する酵素であるDPP−4を選択的に阻害する薬剤です。インクレチンは食後に分泌される消化管ホルモンで、血糖依存的に膵臓からのインスリンの分泌を増加させ、グルカゴンの分泌を低下させるという、2つのメカニズムで血糖値をコントロールします。ジャヌビア(R)はDPP−4を選択的に阻害することにより、活性型インクレチン濃度を上昇させ、血糖依存的に強力な血糖低下作用を示します。
■ジャヌビア(R)の主な特徴:
選択的にDPP−4を阻害し、活性型インクレチンを増加させ、血糖依存的に強力な血糖低下作用を発揮します。
1日1回投与で食事の影響を受けませんので、いつでも服用可能です。
日本国内の臨床試験で報告された副作用は1,190例中96例(8.1%)であり、主なものは低血糖症17例(1.4%)、便秘12例(1.0%)でした。
海外ではMerck&Co.,Inc.,Whitehouse Station,N.J.,U.S.A.が2006年に世界初のDPP−4阻害薬として発売し、現在、世界85カ国以上で承認され、これまでに米国だけでも1,600万人以上の患者さんに処方されています。
以上
■万有製薬について
万有製薬は、グローバルに事業展開する研究開発型の製薬企業「Merck&Co.,Inc.,Whitehouse Station,N.J.,U.S.A.」の完全子会社です。医薬品は患者さんのためにあるという理念のもと、医療用医薬品およびワクチンの研究開発、製造および販売までを行っております。世界一流の医薬品・ワクチンを提供し、クオリティー・オブ・ライフの向上に貢献します。
詳細については、こちら(http://www.banyu.co.jp/content/corporate/)をご参照ください。
<参考資料>
■「ジャヌビア(R)錠 25mg、ジャヌビア(R)錠50mg、ジャヌビア(R)錠100mg(一般名:シタグリプチンリン酸塩水和物)
【効能・効果】
2型糖尿病。ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る
(1)食事療法・運動療法のみ
(2)食事療法・運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用
(3)食事療法・運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤を使用
(4)食事療法・運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用
【用法・用量】
通常、成人にはシタグリプチンとして50mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら、100mg・1日1回まで増量することができる。
※共同販売先の小野薬品は、同剤を「グラクティブ(R)錠25mg、グラクティブ(R)錠50mg、グラクティブ(R)錠100mg」の製品名で販売いたします。
■糖尿病とは
糖尿病は、インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患群と定義されています。糖尿病の病型はその成因から、1型糖尿病、2型糖尿病、それ以外の特定原因(遺伝子異常や他の疾患など)が明らかになったもの、妊娠糖尿病の4つに分類されます。糖尿病の90%ないしそれ以上を2型糖尿病が占めています。
■2型糖尿病
遺伝的素因に加え、過食や運動不足などの生活習慣によって発生します。2型糖尿病にはインスリン分泌低下を主体とするものと、インスリン抵抗性が主体で、それにインスリンの相対的不足を伴うものなどがあります。
■日本の糖尿病人口
わが国の糖尿病は増加の一途をたどっています。糖尿病が強く疑われる人は、この5年で約150万人、10年で約200万人増え、2007年には約890万人にのぼっています。この他に、糖尿病の可能性を否定できない人が約1,320万人おり、実に約2,210万人が糖尿病予備群であると言えます。そして今後も糖尿病人口の増加が続くことが予測されます。
このページをプリントする